■博士のコラム 栄養と健康
食べ物に含まれる栄養と健康が密接な関係にあることは誰でも知っています。
そして良い栄養補給とは、からだに必要な栄養ー炭水化物、脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、酵素、水ーをバランス良く摂取することを意味し、それらが体内で利用されてはじめて健康が維持できるのです。
人の体は、自然なものを内部に摂り入れることによって、いろいろな機能が最高の力を発揮できるように作られています。
しかし、時代とともに人が食べ物に手を加え、内容や形を変えてしまいました。
私たちの体は、すぐにそのような食べ物に順応はできません。
また、私たちのほとんどが知識不足のため、体が正しく働くために何が必要なのかが分からずに、バランスを崩し、病気にかかりやすくなっています。
人間の場合、供給される燃料のほとんどは食べ物から摂ります。
つまり食べ物に含まれる栄養素がエネルギー源や潤滑油といった生命維持の基本となるものです。
栄養素は形も働きも、そして必要量も人によって異なりますが、すべての種類が必要で、ほんの僅かでも体の働きに関係し、外から侵入してくる敵と戦ったり、頭脳を働かせたりする役割も果たします。
もし良い栄養素が十分に供給されなければ、体は正常な働きができなくなり、疾病またはトラブルが発生します。
また大切なことは、1種類の栄養素だけですばらしい働きをするわけではなく、特定のある栄養素が他のものより大切であるということはありません。
それぞれの栄養素が最高の働きをするためには他のいろいろな栄養素の協力が必要なのです。
ですからバランスの良い栄養素が大切だと言われるのです。
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